スタートアップ成功へ。起業家が学ぶべきデザインを活かしたマーケティング戦略 編集部コラム
まず、スタートアップを成功させるために必要なこと。
スタートアップを成功させるためには、収支を安定させるよう「顧客数」と「リピーター」を獲得することが必要です。提供している商品やスタッフ、店舗などに問題がないとしても、消費者へのアピールが足りない、もしくはやり方が間違っていると、集客がおぼつきません。そのため、起業をするに当たっては、マーケティングに関するノウハウを持っている必要があります。逆に言うと、しっかりとしたマーケティング手法・必勝パターンを確立していれば、どんな商品であっても成功できる確率が、ぐっと高くなるわけです。また、昨今ではデザインを重視したマーケティングの必要性が増していますので、そこも意識すべき対策です。
スタートアップ成功の確率を上げるために必要なこと。
まず、成功確率を上げるためには「スタートアップという特殊な時期」に合った手法を選ぶことが大事です。すでに軌道に乗っている段階の企業と、起業して間もない会社では、大きく事情が異なるからです。たとえばマーケティング業務において、コストをできるだけ小さく抑えることを意識するのは大事です。そして、スタートアップ時では、どうしても思わぬ支出があったり、売り上げが予測よりも伸びなかったりして、収支のバランスが悪くなることがあります。そこで、資金にゆとりを生むためにもコストをあまりかけずにできるマーケティング戦略から手を付けていくことが求められます。
この点では、オンラインのツールを上手に活用することで効果を出せることも多いと思います。たとえば、自社ホームページの開設はスタートアップ時としても、重要度の高いものなので、その他の媒体であるSNSやメルマガなどと連携させたマーケティング戦略からも高い効果を生み出せます。このうちSNSなどは始めるのにも更新するのにもコストはほとんどかかりませんし、自由なデザインができ、気軽にマーケティングをするのに適したツールですので、スタートアップにはぜひとも用いたい手段です。また、メールマガジンなども最初の設定や集客さえできれば、コストをかけずにリピーターを獲得できる可能性が高い有力なチャンネルとなりますので、起業時からメルマガ配信という手段も検討して、戦略を練っておくと良いでしょう。
はじめはスモールビジネスや低コストも検討
また、スモールビジネスや低コストと関連のあることですが、はじめからアウトソーシング等を積極的に活用するというのも一つの手。たとえば、オンラインツールを上手に活用するといってもWebサイト制作や運営といった業務は専門知識が必要となりますし、作業にも時間がかかります。Webデザイナーなどの専門スタッフを雇うにしても、スタートアップ時には十分な人件費を確保することすら難しいということも多いですし、人の管理も大変になります。そのような場合にはWeb制作代行会社などに最初からアウトソーシングすれば、デザイン性の高いコンテンツを提案してくれるでしょう。ただし、ホームページの運用も依頼する場合などは、しっかりと打ち合わせを行いながら、自社ブランドの雰囲気や魅力が伝わるようにすることが大事です。そして、将来的には自分たちでも運営ができるように、サイト構築や運用の手法などをあまり特殊なものにしないでおくと良いでしょう。
ほかにも、アウトソーシングの使い方は様々
ほかにも、アウトソーシングは様々な活用方法があります。たとえば、スタートアップ時には実際の営業活動にかける時間や手間なども多く、なかなか販促に必要なツールをつくったり、考えたりすることに時間が取れないものです。もちろんターゲットの絞り込みなどは自分たちですべきですが、はじめから専門家などのアウトソーシングをフル活用することも大事です。それぞれの会社で料金体系は異なりますが、施策を考えてもらう労力や、成果に見合った報酬体系だと考えれば、無駄になることのない投資です。スタートアップという一番忙しく、難しい時期に最初から戦力となる「その道のプロのノウハウが使える」のも大きなポイントです。また、デザイン性の高さという意味では見栄えはもちろん、デザイン経営にも理解をしながら対策を一緒に考えてくれるような専門的な会社を探し、経営課題のポイントを付いたサービスを提供してくれるようなところを選びたいものです。
このようなアウトソーシングは様々な分野で利用ができます。たとえば予算なども少なく、あまりデザイン関連のスキルやセンスがないのであれば、店舗や企業のロゴマークだけを依頼できるサービス等もたくさんあります。また、店舗内装の相談からチラシの作成まで、といった総合面でデザイナーにアウトソーシングする方法も良いでしょう。こうしたデザインは、企業ブランドの構築や、顧客の記憶に残るという点でも、とても大きな意味を持ちますのでマーケティング戦略の中でも重視される分野です。ですので、スタートアップだとしても真剣に取り組むべきものです。そのため、プロの力を借りてより質の高いデザインにすることは有効活用の良い例だと言えます。
最後に
このようなマーケティング手法を有効に学ぶという点では、ライバル社や成功している他社から常に学ぶという姿勢もスタートアップの成功には必要な姿勢です。オンラインメディアが発達している昨今では、スタートアップであっても、データを分析してユーザー行動を把握することで、大きな成果を出せるようになっています。特にこの分野で成功しているような企業では、様々な戦略を試行錯誤の末につくり上げています。こうした成功手法を自分たちで開発するには膨大な時間やノウハウがかかりますから、はじめは実際うまくやっている企業の手法を取り入れることで、スピーディーに効率的なマーケティング戦略を立てていくのも良いでしょう。
敬遠しがちなデジタルやオンラインマーケティングの分野においては、大企業でなくても、小規模の起業したての企業でも行える施策はたくさんあります。成功事例を幅広く研究して自分たちの業種や方針に合った手法を学びましょう。そして、大事なのはユーザー特性、地域や業態にマッチさせたマーケティング対策の適用です。デザインをうまく活用する際にも、そこを理解しマーケティングを学べば、スタートアップの成功に向けて順調に進められます。
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