ジブンマスター 食の人“MITSUHIRO SHIMADA”
現在の活動を教えてください!
現在は、飲食店の支援会社を経営。「経営者向けのコンサルティング事業」と「自社サービスの開発」に日々、 励んでます。コンサルティング事業ではECサイトのご要望が増えており、元料理人だった経験を活かした商品開発から販売までをワンストップで支援しています。たとえば1店舗しかない飲食店様が弊社の支援を通じてECサイトだけで月間売上1200万円まで成長し、全国ブランドに成長するなどの成功事例も多く、そういったお客様を増やしていきたいと思う一方で外食産業の在り方にも変化を感じています。昨今の外食産業は新型コロナウイルスによる「経営難、食材原価の高騰、賃金上昇、人手不足」 と暗いニュースばかり、そんな状況だからこそ、「これからの外食産業を創っていく 1 人」として、既成概念に囚われない新しいチャレンジをどんどんしていくべきだと考え、新規開発の際にはいつもこの『ジブンデザイン』を活用しています。
現在の仕事についた経緯は?
料理人を目指し18歳で上京。住込みで調理師免許を取得後、プロのフランス料理人として5年ほど従事。しかし、過酷な労働環境で心身が不調になりキャリアチェンジ。飲食店への飛込み営業などを経験後、WEB コンサル会社へ転職。その後はフリーとなり、上場企業のWEBコンサルチームにも参画。中小企業 200 社の IT 課題に向き合いました。それでも今だから言えますが、実は勢いでフリーとなり独立したので数ヶ月もの期間「無収入を経験」。お恥ずかしい話ですが、あらゆる消費者金融にも大変お世話になりました。WEBコンサルとしてもキャリアが浅く単価も上がらずに苦戦。周囲に内緒で週末は飲食店のアルバイトをして生活費や返済金を工面。当時は「どうやったら単価が上がるのか?」が一番の悩みでしたが、たまたま出会ったSNS動画「100万分の1になるためのキャリア戦略論」を拝見したとき、「ジブンの中の大きな一つ、それが料理だ!」と改めて気付かされ、普通のコンサルというレッテルから飲食・食品に特化。現在の仕事に。
最も嬉しかったこと、最も苦労したこと。
料理人時代は、「朝7時前には厨房に行って、厨房のスタンバイをして、自家製のパンを仕込んで」いました。個人オーナーのお店だったので人員は限られており、何でもやるのは当たり前。サービスも担当していて、後輩は入ってはすぐに辞めてしまうため、一番下っ端。お店を出る時間は深夜の1時前後となり、夜ご飯も食べる時間がないので、帰宅途中にすませて、なんだかんだ「就寝が深夜3時という日も多かった」です。この生活を「年間300日、数年間と続けてた」記憶があります。ただ、クオリティではミシュランの星に恥じない最高の食材と技術だったので20代前半で、ものすごいプレッシャーと責任の中、仕事をしていた気がします。それを今でも思い出すと苦しくて泣きますねー。ただ、環境は大変でしたが、「料理や技術・ワイン・食材に触れる事」などは、本当に楽しくて、20代の全てを料理に捧げる気持ちで仕事をしていました。
それでも、当時は「22歳、23歳で、星付きレストランの前菜やデザートの責任者」となりましたので、たとえば、「同じ世代の人たちがでホテルなどに就職すると、この年齢だと見習い扱い」となることが多い。でも、個人店は少数精鋭の部隊が当たり前なので、「年齢なんて関係なくてやらなくてはいけない状況」に毎日追い込まれますね。そんな日々を過ごしてきました。なので、色々と苦労することも沢山ありました。当時は「23歳」でも、フランス料理の技術が詰まった「パテ・アンクルート」をベースのパテだけではなく、「パートブリゼ、コンソメまで」全部を自分一人で仕込めて作れるようになった時は本当に嬉しかったです。
ジブンで大切にしていることは?
正解がどうかはおいといて「自分の頭で考え答えを出すこと」そして、その「スピード」を大切にしています。
「知識が無いことや経験がないこと」に関しては、どうしても「他人に答えを求めてしまいがち」なんですが、「まずは、自分で答えを出すことが、正解に近づくこと」だと考えています。たとえば、今回ご依頼させていただいた『ジブンデザイン』このアウトプットは「クオリティが高くて、私自身はとても満足」しています。しかし、発注をする時に「より、どんなデザインがほしいのか?どんな活用方法を考えているか?」を考え、いったん自分の答えをもって依頼することで、「より精度の高いアウトプットが返ってくる」と考えています。たから、いつも「わからない。だけど、いったん答えを自分で出す。」そんな感覚をとても大切にしています。
ジブンを上手に伝える秘訣は?
色々あるんですが、実は僕も「お前営業には絶対向いてない!」って周囲に言われてるくらい喋れないし、ジブンの事を上手に伝える事はできませんでした。それを大前提として秘訣というほどでもないのですが、「上手に伝えよう」「好印象を持ってもらおう」「嫌われないかな」といった考えをなくす。これがポイントだと思っています。こういう状態の時って、しらずしらずに顔が不安な顔になってしまっていると思います。人は言葉の内容意外でもコミュニケーションの質を無意識的に判断しますので、「いかに本人がリラックスできたり、楽しく話せる状況をジブンでつくり出せるか?」だと思います。なので上手に伝えようといった考えを忘れた方が、「ジブンという人柄が伝わりやすい」というのが私のこれまでの経験であり秘訣なんです。ですので、上手に喋ろうとすればするほど、相手には伝わらないん。これはプレゼンも一緒だと思ってます。
ジブンにとって魅力のある人とは?
同調圧力に負けずにジブンの考えを言えたり発信できる人だと思います!!「ジブンの考えや思い」って、その人のパーソナリティだと僕は思っているので、自分も含めどうしても権威ある方や大多数が言ってると「私の考えは間違ってる?」と思ってしまう事も多いんです。そんな中、しっかり考えた発言のできる人は、頑固とは違い、僕は「信念のある人」だと思っています。こういった信念のある人は本当に魅力的ですね!!
最後に今後の展望を教えて!
元ミシュランフレンチの料理人としての経験と中小企業200社のコンサルティング経験を活かしながら、お客様の3年後を見据えた飲食ビジネスの構築やフランチャイズ構築の支援、飲食店の通販サイト支援など、自社サービスの開発にも積極的にチャレンジしながら、この業界に対して同じような課題や思いを持つ人達と同じ目標に向かって「ひたすら、がむしゃら」にチャレンジする30代を過ごしたいと思います。