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デザイン経営で考えるスモールビジネス。一人経営やスタートアップの資金計画 編集部コラム

デザイン経営で考えるスモールビジネス。一人経営やスタートアップの資金計画

「初めは一人で。小さく無理なく。」と考えている人も

スタートアップ企業をこれから始める人でも「最初は無理なく、小さく始めたいていきたい」と、スモールビジネスのように考えている方や、「まず、最初は一人で始める」という経営者の方も結構多いのではないでしょうか。ただ、会社を経営するということは、単に良い商品を開発し、製造したり販売したりすることではありません。経営者には、会社の資金繰り、日々の収支のチェックや税務など、お金に関するたくさんの業務が待っているのです。スタートアップを順調に滑り出すためには、会社にまつわるお金の知識を蓄えている必要があります。これは「経営を安定させるために必要なこと」で税務などの法律上おろそかにできない問題も関係しているからです。そこで、起業に当たって事業を成功させるために役立つデザイン経営の観点から、資金面での流れを事前に確認しておきましょう。

まず、最初は事業計画に沿った資金計画を

最初の事業計画とともに資金計画を立てることも経営者としての基本となります。資金計画書と呼ばれる書類を作成すること自体は、とても簡単です。インターネットなどにも書類のテンプレートがたくさん存在していますので、それらを使って適当に数字を当てはめていけば、書類自体はすぐに作れます。しかし、問題なのは「自分の事業に必要な資金はいくら?」で、「現実的にどのくらいの経費がかかるのか?収入予測はどのくらいなのか?」といった点を計算できる力です。それを基に、融資額がどのくらい必要になってくるのか、どの分野に投資をしたらどのくらいのリターンを期待できるかを考えるノウハウも求められます。

スモールビジネスに関係する資金計画では、起業に当たってどのくらいの費用がかかるかを明確にしておきましょう。登記や資本金の準備など、業務を始める前からかかる費用もありますので、自己資金で準備できるかどうかを考えます。それに加えて、開始時の仕入れ資金や什器、OA用品、宣伝経費、オフィスの賃料や保証料、従業員の採用費などをそれぞれ細かく計算しておかなくてはいけません。スモールビジネスだとしても、スタートアップでは初期費用がかなりかかることが多いので、これが後々の経営に大きな負担とならないように、できるだけ明確に予測しておくべきです。こうした資金計画は複雑で分かりづらいので、収支について分かりやすい図にまとめておき、視覚化すると確認しやすくなります。複雑なものを視覚化して確認するのも、デザイン経営で良く使われる実践的な手法です。

あまり過剰な期待をしないことが挫折を防ぐコツ

そして、起業してから3か月程度の期間は資金計画を立てます。最初のころは、起業時に用意できなかった設備や人員などにも、後から気付いて補充することがあるため支出が多くなるという傾向があります。また、どうしてもスタート時は固定客やリピーターが少なく、ブランドネームも弱いことなどから、売上が多いとは言えないものです。そして業務に慣れてないということもあり、作業効率があまり良くならず、利益率も低めで推移することになります。こうしたことから、最初の3ヶ月程度は厳しめの評価で収支予測をするべきです。場合によっては、赤字を覚悟して余裕資金を作っておくことも考慮しましょう。また、スモールビジネスにおいては、たいていの事業はスタートアップの初期から大きな業績を上げられることは少ないので、あまり過剰な期待をしないことが挫折を防ぐコツと言えます。

その後、半年から1年目終了までの資金計画を立てます。スモールビジネスでも、事業計画がうまくいけば、このくらいの時期になると次第に売れ行きが伸びていく傾向が強くなります。そして、売上高が安定し、支出の面でも、だんだんと純粋なランニングコストだけになってきますので、利益率も向上する傾向にあります。ですので、この期間の資金計画が「標準的な経営ができている場合のキャッシュフローである」と考えても良いでしょう。一人で起業をする際にも、一つの目標値として据えておくことが大切になります。また、逆の見方をすると、この安定期に入るまでの数ヶ月間が「まさしく、勝負の時」となるのです。デザイン経営では、全体のフローの中から、それぞれの過程をピックアップして集中するという考え方がありますので、そこを上手く取り入れながら、事業全体の資金を意識しつつ進めることもスモールビジネスにおいては挫折を防ぐためのコツです。資金計画では過剰な期待をしないことにも気をつけましょう。

忘れがちなマーケティングにも、予算をしっかりと振り分ける

最後に。忘れがちなマーケティングにも予算をしっかりと振り分けておきましょう。

こうしたお金の知識と同時に学びたいのが、マーケティングについての知識です。いくら品質や優れたサービスを提供できるとしても、それを見込み顧客にアピールできなければ、良さを知ってもらえなければ、経営は成り立ちません。どのような手段で商品やサービスの知名度を上げ、良い印象を持ってもらえるかというノウハウも経営者としては知っておく必要があります。そして、スモールビジネスで忘れがちな、このようなマーケティング対策にも予算をしっかりと振り分けておくことで、一人起業でも、スタートアップでも効果的な経営が行えるのです。また、資金繰りを考える際にも店舗設営のことや、仕入れのことばかり、人件費などの目に見える支出にばかり、ついつい気を取られてしまいがちです。しかし、マーケティングにも十分な資金を投入しなければ、せっかくの事業が空回りすることになります。そして、マーケティングに関係する予算は、チラシ印刷やPOP、ポスター作成といった費用だけではありません。

最近では多くの場合、自社ホームページやSNSのようなオンラインコンテンツも、マーケティングでは欠かせないものとなっています。こうしたコンテンツの制作を最初から自分たちだけでつくることは難しいため、外部へと依頼することも効率的かつ効果的な方法です。また、オンラインの場合ですとオープン後にネット広告の運用や検索エンジンへの対策などでも、月々の運営コストがかかってきます。こうした費用についても、前もって調べておきながら、十分な予算を資金計画として組めるようにしておきましょう。

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